平成14 年通常国会において「土壌汚染対策法」が制定され、土壌中の有害金属元
素の経口摂取による健康被害を防止することを目的として、土壌の有害金属元素含
有量に関する環境基準が設けられました。 土壌に含まれる有害元素含有量を測定す
るためには、原子吸光分析法や、ICP 発光分析法、ICP 質量分析法などを用いて分
析することが公定法によって定められています。しかしこれらの測定には、試料の
前処理作業や装置の調整が必要で多大な時間と労力、費用、溶出作業に用いた塩酸
等の廃液による環境への影響が問題となります。
蛍光X 線分析では、土壌試料を専用容器に入れるだけで有害金属元素を同時分析
することが可能であるため、土地使用履歴が不明な土壌汚染地の有害金属元素含有
量を蛍光X 線分析装置で測定することにより、分析対象を絞り込むスクリーニング
分析が行なえ、効率良く土壌中の有害金属元素分析が行なえます。 |